ゆっきーの百姓日記

"百のこと"を自ら創造する百姓ライフ。そんな日々を綴ります。

自分のルーツ、再確認の旅

今日と明日、

大学時代の恩師が引き連れる、

学生フィールドワークツアー同行中。

このツアー、

テーマは

『沖縄を、そして沖縄から日本と世界を考える』

 


恩師のY先生、

私が学生時代はまだ40代、

バリバリで、

ほんっとに厳しかった。

 

厳しくて人気無くて、

ゼミ希望者も大抵一桁だった。

厳しい追及に、

私も授業中、

何度涙したかわからない。

 


韓国人のY先生は、

過酷な軍事政権時代に青年期を過ごし、徴兵も経験されていて、

いつも、

マイノリティに対する深い考察と、

深い深い優しさに溢れていた。

 


自由な校風で知られる高校で3年間を過ごし、

全てを知った気になって鼻高々だった18歳の私は、

誰かからの借り物で埋め尽くすされた自分の思考の危うさを、

コテンパンに指摘され、

モノが言えなくなった。

 

 

知れば知るほど、

モノが言えなくなるという辛さを、

初めて知った。

 

 

自分が何かに対して意見を持つ時は、

あえて真反対の立場の人の意見をとことん考察する事、

そこから初めて見えてくる物事の真意が有るという事も、

先生に教えてもらった。

 

 

卒業から十数年経ったが、

その後の私の生き方にいつも興味を持ち続けてくださり、

今、私の暮らしで何よりも大切な仲間たちの話を共に聞きに行く事ができ、非常に感慨深い。

 

 

プライベートでもおじいちゃんになられたY先生からは、

あの時のような厳しさはもう感じられないが、

深い深い優しさは変わらず、

いや、むしろ増しているように感じる。

 

 

どれだけの素敵な先輩方から大切な事を教えてもらい、

今の私が有るのか。

再確認出来た、貴重な時間。

 

 

では私は、次の世代にどんな事を繋いでいけるのか。

伝えていけるのか。

 

 

自身の実体験や暮らしからカタチ作られた言葉、

知れば知るほどモノが言えなくなる所を乗り越えて、出てくる言葉。

 

 

少しづつ、カタチにしていきたい。

 

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