種が、世界と繋げてくれる
新天地に移動して、
ようやく日常が始まってきた。
というワケで、
沖縄から共に海を渡った種たちの
種まきをした。
つくづく、
暮らしの場所は大きく変わっても、
人の暮らし方や嗜好は変わらないんだなぁと思う。
種を蒔き、
田畑を耕し(基本的には不耕起だけど)、
外に出ればいつもキョロキョロ、
食べられるモノばかりが目に留まる。
温帯気候は、
亜熱帯気候と比べて
なんと植物の種類が豊富なことか!!
春になり、
次々と芽吹き、
花開く植物たちに目を奪われ
興奮の日々。
そんな、
気候風土は大きく変化した地でも、
沖縄から一緒にやってきた種たちは
順調に芽を出してくれている。
アメリカのオーガニックひまわり
小笠原の友人からの、ローゼル
イタリアのムラサキいんげん
芽吹きの喜びをジンワリと感じながら、
ふと、
ある事に気がついた。
これまで当たり前に育てていた種たち、
なんて『ワールドワイド』なんだろう。
沖縄での暮らしは、
自分たちは忙しくてなかなか下山出来なかった反面、
本当に沢山の方々が来訪してくれる、
そんな暮らしだった。
海外からのお客さんも多かった。
マニアックな場所だったから、
あちらこちらから訪ねて下さる方々も、
お土産は[種]、
というマニアック(自覚しています)な
パターンも多かった(実際、最高のお土産)。
世界と繋がる方法はきっと、
色々ある。
今の私にとっては、
めちゃくちゃミクロ世界である自身の種まきが、
世界のパーマカルチャリストと繋げてくれる
最高のツールなんだな、と
春の芽吹きを眺めながら再確認できた、
そんな幸せ時間。
自然界の恵みに、今日も感謝して。