"日常"と"非日常"の間
世の中がざわついてる。
未知のウィルスが世界中に広がり、
不安に駆られた人々の困惑と暴走。
情報も錯綜し、
いったい何を信じたらいいのか、
それらが更に不安を増殖させ、
ピリピリした気配に満ちている。
"非日常"と"日常"が混ざり合うスピードが、加速度的に増している今。
きっと大丈夫じゃないという「不安」
きっと大丈夫だという「信頼」
その間にある違いは何だろう。
そんな自問の中、
自然界に目を向けると見えてきたこと。
季節の巡りという時間軸で
今日も変わらず(変わり続けながら)
ココに在る生命。
植物たちは春の訪れに新しい生命を芽吹かせ、
そこには、お祝いのエネルギーが満ち溢れている。
開花を待つ梅のつぼみ
日に日にグングン伸びるハコベ
寒さを乗り越えて逞しく育つ野良坊菜
これが太古から変わらず繰り返されてきた、
自然界の"日常"
私たちの暮らしもまた、
"日常"の地味で地道な積み重ねが
自分の明日を創る。
"非日常"が突然やってきても、
そこにもまた"日常"はあり続ける。
日々の暮らしで紡ぎ続ける、
自分への信頼。
他者への信頼。
そして想像から創造への実践。
「不安」がよぎっても、
揺れ動いても、
"日常"を積み重ねてきた「信頼」が
自分を力強く助けてくれ、
他者を助けたいと手を差し伸べられる
優しさとなってくれるのではないか。
当たり前じゃない
今日という"日常"への感謝と共に、
明日もまた、日々の暮らしを紡いでいきたい。
ガンジーの言葉を胸に。
『あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。』