ゆっきーの百姓日記

"百のこと"を自ら創造する百姓ライフ。そんな日々を綴ります。

"自然界の時間軸"と"文化"

新拠点暮らしが始まり1年と少しが過ぎた。 言い換えると、 20歳まで暮らした温帯気候地での暮らしが20年振りに再開し、1年と少しが過ぎた。 パーマカルチャーというメガネを手に入れ、再び馴染みある気候での暮らしに戻り、しかしそれは"戻った"というより、…

"日常"と"非日常"の間

世の中がざわついてる。 未知のウィルスが世界中に広がり、 不安に駆られた人々の困惑と暴走。 情報も錯綜し、 いったい何を信じたらいいのか、 それらが更に不安を増殖させ、 ピリピリした気配に満ちている。 "非日常"と"日常"が混ざり合うスピードが、加速…

寛容、ということ

昨日、 またしても私たちの暮らす社会で 悲惨な事件が起きてしまった。 亡くなった命と、 関係した沢山の人たちに刻まれてしまった、 深い深い悲しみ、 怒り、 恐怖の傷。 どうぞ、 どうぞ悲しみの傷が癒える日が来ますように。 精一杯の祈りを込めて。 この…

種が、世界と繋げてくれる

新天地に移動して、 ようやく日常が始まってきた。 というワケで、 沖縄から共に海を渡った種たちの 種まきをした。 つくづく、 暮らしの場所は大きく変わっても、 人の暮らし方や嗜好は変わらないんだなぁと思う。 種を蒔き、 田畑を耕し(基本的には不耕起…

春の雪は想い出と共に

4月10日、 朝から春の雪が降り出した。 人生初めての雪を体験する3歳は大はしゃぎ。 眺めて、 食べて、 ひと通り味わって、 満面の笑み。 自分が親になり、 我が子の雪にはしゃぐ姿を眺めながら、 自分の子ども時代の雪の想い出が蘇る。 そしてそこから、 次…

現代版百姓暮らしの循環

いよいよ引っ越しが近づいてきた。 今日は最後の 草刈り大会と、畑の手入れ。 一瞬で冬が終わった今年の沖縄では、 芽吹きと実りの春がやって来ている。 1番の成長は、 3年前に種から芽を出したキームム(在来の小粒桃) 2年目の去年は2つ実を付けただけだっ…

失敗から学んだ"やらない決断"と"諦める勇気"

今年も タードーシウム - 田倒し芋 - " 稲刈り後に田を起こして畑にし、サツマイモを植える沖縄の伝統文化 " 収穫の季節がやってきた。 今年は、 長雨による植え付けの遅れ、 子の体調不良による更なる植え付けの遅れ、 植え付け後も、ワンオペ育児の田畑仕…

自家採種は生命を感じること

今日はうりずん豆の種とり。 数年前畑を始めてから、 自家採種(育てた野菜から種をとり、翌シーズンまたそれを蒔く、の繰り返し)をしている。 種にまつわるアレコレは 昨今世界中で話題になっているが、 それとは少し違う視点で、 私が種とりを始めて感じた…

7歳の衝撃的な一夜

今夜は珍しく夜のお出かけ。 旅芸人の家族一座、楽市楽座の芝居を観に、山を降りて隣町へ。 初めて彼らを観たのは、 7歳の長女がお腹にいる時だった。 当時まだ小学生だった娘さんも一緒に、日本中を旅して回る野外芸人一座の彼らの世界観に度肝を抜かれた。…

秋晴れの1日、草刈りをして。

大きな台風が去り、 沖縄もすっかり、秋の気配。 日々のいろいろで だいぶ後回しにしていたが、 久しぶりに1日かけて草刈り。 単純作業のため思考が巡るのは毎度のことだが、今回、はたと気がついたこと。 同じ場所に生える 同じ草が、 明らかに真夏と様子が…

自分のルーツ、再確認の旅

今日と明日、 大学時代の恩師が引き連れる、 学生フィールドワークツアー同行中。 このツアー、 テーマは 『沖縄を、そして沖縄から日本と世界を考える』 恩師のY先生、 私が学生時代はまだ40代、 バリバリで、 ほんっとに厳しかった。 厳しくて人気無くて、…

力強い、命たち

夏の盛り、二週間の留守から帰宅。 予想通り、 いや、 予想を上回る勢いで成長している草木たち。 キームム(黄桃)、 ローゼル、 生姜・うりずん豆・ウンチェーの混植。 真夏の炎天下、 水やり無しの放置栽培で全く問題無し。 改めて、 積層マルチのスゴさを…

〈自分〉を生きる事

今年の稲刈りも多忙が予想された為、 いつものようにお手伝いさんを募集した。 はるばるヨーロッパからやって来たのは、 25歳のおぼっちゃま(多分)Aくん。 少し前まで、音楽教師だったとか。 今は、日本語を専攻する学生さん。 Aくんと過ごすこと、2日目。 …

美しさ

美しい、って何だろう。 どんなモノ、ヒト、コトを、 人は美しいと感じるんだろう。 それは言うまでもなく、 千差万別。 私が2010年にパーマカルチャーに出会い、パーマカルチャーライフをスタートしてから、究極に美しいと感じているモノ。 それは、 自然。…

『怒り』から『愛』へ

キャンプシュワブ、ゲート前へ行った。 ここでは、 新基地建設用の資材を搬入させないため、 命の海を守るため、 毎日毎日、 過酷な沖縄戦を生き抜いてきた先輩方を中心に、沢山の方々が座り込み行動をしている。 私はこれまで、 様々な理由から、 この座り…

恋愛のカタチ

6歳の娘が、 寝る前の歯磨きをしながら尋ねてきた。 "初めてーのチュウ♫って歌、 あれって、男と女がチュウする歌?" ………6歳って、もうそんな事に 興味を持つお年頃だったか⁇ そういえば、最近こんな絵も描いていたなぁ。 妹とアンパンマンが『らぶらぶ』で…

恵みを分かち合う喜び

今年の沖縄は、 驚くほど雨の降らない空梅雨。 ハルサー(畑人)仲間が顔を合わせると、 この流れから来るかもしれない 集中豪雨が怖いね、 という話しで持ちきりです。 そんな環境下でも、 我が家の菜園では モリモリ元気に植物たちが育っています。 今シーズ…

田んぼ

なんとなんと、 一昨日書いた初記事を消してしまったようでして… さて、気を取り直して。 今日は田んぼのこと。 今年も順調にお米が育っています。 ちょうど花が咲いていますね。 かわいい! 我が家の米作りでは、 裏山から絶えず流れ出す 命溢れる豊かな水…