恵みを分かち合う喜び
今年の沖縄は、
驚くほど雨の降らない空梅雨。
ハルサー(畑人)仲間が顔を合わせると、
この流れから来るかもしれない
集中豪雨が怖いね、
という話しで持ちきりです。
そんな環境下でも、
我が家の菜園では
モリモリ元気に植物たちが育っています。
今シーズンは特にこれ。
フランスからの旅人に種を頂いた、
ムラサキインゲン。
こんなにモジャモジャ。
当然、家族では食べきれません。
9羽いるコッコちゃんたちも
暑さに負けず元気に卵を産んでくれています。
1日あたり、5個ぐらい。
これも、家族では食べきれません。
シークワーサーも、
今年は沢山実りそう。
これまた、消費しきれません。
ですので、
用事ついでに、友だちたちにあげます。
食べきれないから食べてー!!
と。
皆さん、
いつも、とってもとーっても喜んでくれます。
すると、あげたこちらも嬉しくなって、またあげたくなっちゃう、という、
みんながhappyサイクルがグルグル回り始めます。
たまに、じゃあこれ食べて!
なんていうお返し(ギフト)を頂くことも。
これぞ、
パーマカルチャーで言う所の
余剰物の共有、です。
自然は、いつも有り余るほどの恵みを私たちに与えてくれている。無条件に。
理屈だけではしっくり来なかったわたしですが、
畑(自然)からの恵みを頂き始めると、
共有する(分かち合う)喜びは、
きっと人の本能的な喜びなのでは、
と痛感するようになりました。
分かち合う喜びの輪がどんどん広がれば、
それはそれは、
誰もが幸せになれる世界の始まりなのでしょう。
田んぼ
なんとなんと、
一昨日書いた初記事を消してしまったようでして…
さて、気を取り直して。
今日は田んぼのこと。
今年も順調にお米が育っています。
ちょうど花が咲いていますね。
かわいい!
我が家の米作りでは、
裏山から絶えず流れ出す
命溢れる豊かな水を頂いています。
田んぼの水源地へ続く道。
その水は、
田んぼを経由して、
川を下り、
そして海へと辿り着きます。
命の水が巡っているからか、
田んぼ仕事は、いつもこの上ない至福感に包まれます。
五感が冴え、思考が巡り、沢山の学びがある。
他の命たちの営みを感じる空間で、
自分が生きる為に必要な暮らし仕事が出来るという事。
なんて幸せで有難い事。
しかし一方で、
少し離れた反対側の海では、
今日も命を殺す為の場所作りに、
多くの人が関わっている。
そして、
無数の小さな命たちが、
今日もまた大量に殺されている。
7世代先の命のために、
今を共に生きる小さな命たちのために、
今日私は、どう暮らすのか。
そこに想いを馳せる事は、
必ずや、
自身の幸せにも繋がる事だと、
この海を見ながら再認識するのでした。