ゆっきーの百姓日記

"百のこと"を自ら創造する百姓ライフ。そんな日々を綴ります。

恵みを分かち合う喜び

今年の沖縄は、

驚くほど雨の降らない空梅雨。

 

ハルサー(畑人)仲間が顔を合わせると、

この流れから来るかもしれない

集中豪雨が怖いね、

という話しで持ちきりです。

 

そんな環境下でも、

我が家の菜園では

モリモリ元気に植物たちが育っています。

 

今シーズンは特にこれ。

f:id:yukie-ysv:20180609214104j:image

フランスからの旅人に種を頂いた、

ムラサキインゲン。

 

こんなにモジャモジャ。

f:id:yukie-ysv:20180609214214j:image

 

当然、家族では食べきれません。

 

9羽いるコッコちゃんたちも

暑さに負けず元気に卵を産んでくれています。

1日あたり、5個ぐらい。

 

これも、家族では食べきれません。

 

f:id:yukie-ysv:20180609215900j:image

 

シークワーサーも、

今年は沢山実りそう。

f:id:yukie-ysv:20180609215941j:image

 

これまた、消費しきれません。

 

ですので、

用事ついでに、友だちたちにあげます。

食べきれないから食べてー!!

と。

 

皆さん、

いつも、とってもとーっても喜んでくれます。

すると、あげたこちらも嬉しくなって、またあげたくなっちゃう、という、

みんながhappyサイクルがグルグル回り始めます。

たまに、じゃあこれ食べて!

なんていうお返し(ギフト)を頂くことも。

 

これぞ、

パーマカルチャーで言う所の

余剰物の共有、です。

 

 

自然は、いつも有り余るほどの恵みを私たちに与えてくれている。無条件に。

f:id:yukie-ysv:20180609222405j:image

 

理屈だけではしっくり来なかったわたしですが、

畑(自然)からの恵みを頂き始めると、

共有する(分かち合う)喜びは、

きっと人の本能的な喜びなのでは、

と痛感するようになりました。

 

分かち合う喜びの輪がどんどん広がれば、

それはそれは、

誰もが幸せになれる世界の始まりなのでしょう。

田んぼ

なんとなんと、

一昨日書いた初記事を消してしまったようでして…

さて、気を取り直して。

 

今日は田んぼのこと。

 

今年も順調にお米が育っています。

ちょうど花が咲いていますね。

かわいい!

f:id:yukie-ysv:20180607101456j:image

 

我が家の米作りでは、

裏山から絶えず流れ出す

命溢れる豊かな水を頂いています。

 

田んぼの水源地へ続く道。

f:id:yukie-ysv:20180607102250j:image

 

その水は、

田んぼを経由して、

川を下り、

そして海へと辿り着きます。

 

命の水が巡っているからか、

田んぼ仕事は、いつもこの上ない至福感に包まれます。

 

五感が冴え、思考が巡り、沢山の学びがある。

f:id:yukie-ysv:20180607103242j:image

 

他の命たちの営みを感じる空間で、

自分が生きる為に必要な暮らし仕事が出来るという事。

なんて幸せで有難い事。

 

 

 

しかし一方で、

少し離れた反対側の海では、

今日も命を殺す為の場所作りに、

多くの人が関わっている。

そして、

無数の小さな命たちが、

今日もまた大量に殺されている。

 

 

 

7世代先の命のために、

今を共に生きる小さな命たちのために、

今日私は、どう暮らすのか。

 

 

そこに想いを馳せる事は、

必ずや、

自身の幸せにも繋がる事だと、

この海を見ながら再認識するのでした。

f:id:yukie-ysv:20180607103721j:image